パソコン内部のCMOS電池(ボタン電池)が消耗すると起こる障害について
2015/05/20
CMOS電池とはパソコンのマザーボードに搭載されており、役割としてはBIOSの情報や、日付、時間の情報を保持しています。
CMOS電池の種類
CMOS電池はデスクトップパソコンとノートパソコンで使用する種類が違います。
デスクトップパソコンの場合は一時電池という使いきりタイプの電池が使用されています。
ノートパソコンでも同じですが、長時間電源供給がないと(コンセントから外されている)CMOS電池が消耗してしまうので、CMOS電池を長持ちさせるためにはなるべく電源から外さないようにしましょう。
また、デスクトップパソコンのCMOS電池は家電量販店等で比較的簡単に入手することができ、ノートパソコンに比べ分解する手間も無くかんたんに交換することができます。
ノートパソコンのCMOS電池は機種によっては二次電池という充電が出来るタイプの電池が使用されています。
ノートパソコンの場合はバッテリーからも電源供給されるので、特にコンセントに接続しなければいけないといったことはありませんが、二次電池にも寿命があるためずっと使用できるというわけではありません。
また、ノートパソコンに使用されている二次電池は入手が難しいものが多く、ノートパソコンの分解に関しても初心者には難しいところがあります。
CMOS電池が消耗した際に起こる現象について
CMOS電池が消耗してしまうと起こる現象の一つとして起こるのが、Windows起動の際に黒い画面で「CMOS checksum error」という表示が出ることがあります。
この、表示はBIOSの初期設定で直ることもありますので、まずCMOSクリアーを行います。
その後BIOSに日付、時間の設定を行い、それでも同じ症状が出る場合はCMOS電池の交換を行いましょう。
また、パソコン上の時計が狂っていたりする症状もCMOS電池の消耗によりそういった現象になることもあります。
関連記事
-
スマートフォンのカメラで撮った写真を自動的にDropBoxにアップロードできる「カメラアップロード機能」
カメラアップロード機能とは,スマートフォンのカメラで撮った写真をリアルタイムで自 …
-
パソコンの動作調整について
「パソコンの動作が遅い」という症状の原因は多岐にわたります(HDD故障/ソフトウ …
-
パソコンの電源が入らないときは・・・
パソコン修理の中でもパソコンの電源が入らないという依頼を多く頂きますが、中にはそ …
-
オフラインで最新状態のウイルススキャンを行う方法(Windows Defender)
インターネット上では常に最新のウイルスが出回っているため、セキュリティソフトの定 …
-
言語バー (Microsoft IME) が表示されないPCの簡易修復対応
言語バー(Microsoft IME)が表示されなくなってしまったパソコンの修理 …
-
HDDからSSDへの換装、クローン作業を行いました。
動作が遅いということで、ノートパソコン2台を店頭で診断をおこないました。 2台と …
-
LIFEBOOK UH90/L の液晶ユニット ヒンジ修理
富士通製 LIFEBOOK UH90/Lにて液晶の開閉を行う際にパソコン内部が開 …
-
メモリーの増設で得られる効果について
一般的に、メモリーを増設するとパソコンが速くなると言われていますが、普段のパソコ …
-
WindowsLiveメールで消えたフォルダーの復元
WindowsLiveメールで、項目ごとに作成したメールフォルダが突然消えてしま …
-
Windows10にて内部デバイス変更後、ライセンス認証が再び求められてしまう場合にライセンス認証を行う方法
今回はWindows10での新しいライセンス認証方法についてご紹介します。 Wi …