Mac Miniの分解修理・ブートキャンプ設定も行っています。
Mac Mini(Late2012)のブートキャンプが起動しなくなってしまったとのことでご依頼を頂きました。
そこで、再度ブートキャンプ設定を行い、Windows7インストールを行うのですが、2015年8月から発生しているというデジタル署名の問題により正常にインストールが出来ない状態になるので、以下のような方法で解決しました。
対策方法としては(今回はMac mini Late2012にて)、①「Macのブートキャンプアシスタントを起動」 ②「Windows7またはそれ以降のバージョンでインストールディスクを作成、最新サポートソフトウェアをAppleからダウンロード」 の2つの項目にチェックを入れて「続ける」をクリックし、USBのインストールディスクを作成します。
次に作成したUSBのインストールディスクの中からAppleSSD64のフォルダーを削除します。その後ブートキャンプアシスタントを起動し、「Windows7をインストール」のみにチェックを入れてインストール作業を行います。
Windows7インストール完了後はUSB関連の機器が認識しなくなります。まず、MacからParagonNTFSを使ってブートキャンプのドライブにWindows関連のドライバファイル(Macサポートからダウンロード)を移します。今回はBluetoothのキーボードが使用できる状態でしたので、キーボード操作でデバイスドライバをインストールします。
しかしそれでもUSB関連のドライバがインストールできなかったため、Windowsマーク+Rから「devmgr.msv」を入力し、デバイスマネージャーを開き、「表示」を接続別にすると、不明なデバイスが出てくるので、不明なデバイスのドライバをインターネットから更新します。すると更新が完了しますので、これでドライバのインストールは以上になります。
また、今回はブートキャンプの設定の他にMac MiniへのSSDの増設作業も行いました。
Mac Miniへのドライブの増設は、ドライブの換装とは異なり、完全分解作業が必要になるので、それに伴い今回は上段ベイ用のHDD増設ケーブルも別途必要になりました。
ロジックボードをMacから取り外す際は完全に全てのケーブルが抜けていることを確認してから取り外すことが重要になってくるので確認しながら作業を行います。
関連記事
-
Windows10のセーフモード起動方法
Windowsには最小限のソフトウェア構成でWindowsを起動することができる …
-
ノートパソコンのCMOS電池交換作業
今回はノートパソコンのCMOS電池の交換作業についてご紹介します。 …
-
SSDのファームウェア障害によりパソコンの使用中にフリーズ→ブルースクリーンになってしまう。
今回はSSDのファームウェア(ハードウェアを制御するためのソフトウェア)のバージ …
-
パソコンの分解清掃と効果
パソコンを数年間使い続けると、パソコン内部のCPU冷却ファンやヒートシンクに埃が …
-
Windows10からWindows7にダウングレード後、日本語入力ができない
Windows10にアップグレードされてしまい、Windows7にダウングレード …
-
充電が出来ない Dynabook AH42/D のDCコネクタ修理
Dynabook AH42/DにてACアダプターを使用して充電する際に、充電され …
-
Regza Tablet AT500 パターンエラーにより、ロックがかかってしまった。カメラが強制終了してしまう。
パターンエラーにより、ロックがかかってしまったタブレット Regza Table …
-
迷惑ソフトの駆除に便利なフリーソフト「AdwCleaner」
パソコン修理のご依頼の中で、使用しているうちに見覚えの無いソフトがインストールさ …
-
Vaio VPCCB1AFJ にて更新プログラムKB2670838を適用後Stop:0x00000050のブルースクリーンが発生してしまう
システムリカバリ後のWindowsUpdateで大量のWindowsUpdate …
-
パソコン内部のCMOS電池(ボタン電池)が消耗すると起こる障害について
CMOS電池とはパソコンのマザーボードに搭載されており、役割としてはBIOSの情 …