迷惑ソフトを手動で削除する際に確認する項目

迷惑ソフトは、主にフリーソフトやドライバー関連のソフトをインストールする際に、誤って目的のソフトと同時にインストールされてしまうケースが多いです。

今回は、もし迷惑ソフトをインストールしてしまったら、どのような場所を確認・削除するのかについてご紹介します。

①プログラムと機能から迷惑ソフトをアンインストール

まずは、プログラムと機能からインストールされてしまった、迷惑ソフトをアンインストールします。

Windows10では「Windowsキー＋X」を押すことで、プログラムと機能へすぐにアクセスできます。

②IEやChromeのスタートページ変更・アドオン（拡張機能）の削除

迷惑ソフトをアンインストールすることでソフト自体は消えましたが、迷惑ソフトをインストールしたことでインターネットエクスプローラや、Google Chrome等のブラウザのスタートページが変えられてしまうことがあります。（hao123やInbox Toolbarなど）

この場合は手動で元のスタートページに戻す必要があります。スタートページの変更方法については以下の記事を参考にして設定しましょう。

http://marukei-computer.co.jp/blog/post-402/?preview_id=402&preview_nonce=0e93ecfe90&preview=true

また、インターネットエクスプローラのアドオン（拡張プログラム）として、迷惑ソフトがインストールされていることもよくあります。

その際は、インターネットエクスプローラのインターネットオプション→プログラム→アドオンの管理　からアドオンを選択し、右クリックで無効化することができます。

特にインターネットエクスプローラーへ表示されるような迷惑ソフトがインストールされていた場合は、こちらも確認しましょう。

③スタートアッププログラム（起動時に実行されるプログラム）から迷惑ソフトの無効化

迷惑ソフトをインストールするとスタートアッププログラム（起動時に実行されるプログラム）としてソフトが登録されてしまうことがあります。

基本的には迷惑ソフトのアンインストールすることで、起動時に迷惑ソフトは表示されなくなりますが、迷惑ソフトをアンインストールできない場合や、アンインストールしてもソフトの残骸が残った場合は、スタートアッププログラムの設定から迷惑ソフトの無効化を行います。
方法（Windows10を使用時）は、「Windowsキー＋R」を押し、ファイル名をして実行に「msconfig」と入力します。

そして、システム構成プログラムが表示されたらスタートアップをクリックします。

すると、タスクマネージャーのスタートアップが表示されるので、迷惑ソフトのプログラムを選択し、右クリックで無効化すれば、設定は完了です。

④タスクスケジューラ（定期的に実行されるプログラム）から迷惑ソフトの無効化

①～③の手順でも迷惑ソフトが表示されてしまう場合は、タスクスケジューラ（定期的に実行されプログラムの管理ツール）に登録されてしまった迷惑ソフトの削除を行います。

削除方法は、コントロールパネルを開き、右上の表示方法を大きいアイコンへ変更します。

その中に管理ツールというアイコンがあるのでそちらを開き、その中のタスクスケジューラを開きます。

すると、タスクスケジューラライブラリという項目があるのでそちらをクリックし、タスクスケジューラライブラリに表示された迷惑ソフトを右クリックで削除（もしくは無効に）します。

⑤最後に

以上の設定でも迷惑ソフトを削除できない場合は、AdwCleaner等のソフトを使って削除を行うことがありますが、AdwCleaner等の迷惑ソフト削除ツールは、レジストリ変更や、KingsoftOfficeのようなソフトも誤って削除されてしまうことがあるので、もし使用する際は充分注意して使用しましょう。